指揮者・指導者

常任指揮者

大浦 智弘

(第38回~)

宮城県塩竈市出身。

 東京学芸大学教育学部を卒業、同大学大学院を修了。

 ピアノを斎藤信子、須田昌宏、作曲を小林康浩、吉崎清富、指揮を松岡 究、山本訓久、小林研一郎、スコア・リーディングとオペラ・コーチングを田島亘祥の各氏に師事。イタリア・カターニアにてベッリーニ歌劇場副音楽監督のレオナルド・カタラノット氏に師事、氏よりディプロマを授与される。

 新国立劇場、びわ湖ホールをはじめ、各地のオペラや管弦楽団、合唱団等において著名な指揮者のもと副指揮者や合唱指揮者、コレペティトールを務めて研鑽を積んだ後、指揮者として数々のオペラ公演やコンサートを指揮している。近年はマニャール/交響曲第4番、ステーンハンマル/交響曲第1番、カルウォヴィチ/交響曲≪復活≫、ドヴァリョーナス/ヴァイオリン協奏曲等の日本初演を手掛けるなど、知られざる作品の演奏にも意欲的に取り組んでいる。また、ピアニスト・伊藤亜紀とDuo Nodus Secundusを結成し、目下ブラームスの交響曲を作曲者オリジナルの連弾版で演奏するプロジェクトを進めている。

 現在、日立シビックセンターNYOC音楽監督。栃木フィルハーモニー交響楽団常任指揮者。オーケストラ≪エクセルシス≫正指揮者。Orchestre de Sendai指揮者。国立音楽大学オペラ研究会指揮者。東洋大学混声合唱団指揮者。東京二期会オペラ研修所講師。

大浦 智弘

指導者

神永 秀明

神永 秀明(オーボエ)

当団副指揮者。

 栃木市出身。栃木市立南中学校時代にオーケストラ部に入部し、これがのちに音高・音大と進むきっかけとなった。
 宇都宮短期大学付属高校を経て国立音楽大学器楽科オーボエ専攻に入学。卒業後、オーボエの世界的名手でありドイツ・バッハ・ゾリステンの主宰でもある、デルモルト北西ドイツ音楽大学教授ヘルムート・ヴィンシャーマンに師事する。ソロや室内楽で演奏活動を行っており、栃フィルでもお馴染みの、元NHK交響楽団主席クラリネット奏者磯部周平氏らと、「磯部周平室内合奏団」を結成し、栃木市と東京(オペラシティー等)でコンサートを開催している。
 地元に於いては、栃木少年合唱団の指揮者を永く務めたほか、自治医科大学管弦楽団・鹿沼フィルハーモニー管弦楽団の指揮者を務め、また当団においては、団の創設メンバーの一人でもある。

大久保 修(ヴァイオリン)

当団弦楽器トレーナー。 

鈴木 明博

鈴木 明博(ファゴット)

当団管楽器トレーナー。

 静岡県浜松市出身。高校1年よりファゴットを始め、国立音楽大学にて学ぶ。三田平八郎氏、霧生吉秀氏に師事。また、デトモルト音楽大学のF・ヘニゲ、元ウィーン交響楽団のM・トルコヴィチ、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団のJ・トローク、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のR・トルノフスキーの各氏にもレッスンを受ける。 昭和54年国立音楽大学在学中に新星日本交響楽団に入団。昭和59年第10回木曾福島国際音楽祭に参加、ピアノのP・ロジェと共演。昭和62年日本ダブルリード社主催のステップフォーワードコンサート(ソロリサイタル)に出演。昭和63年・平成2年浜松でソロリサイタルを開催。
 平成6年8月新星日本交響楽団を退団。現在フリー奏者として東京フィルハーモニー管弦楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティーフィルハーモニー管弦楽団、アンサンブル金沢、ニューヨークフィル・メトロポリタンオペラのメンバーを中心に結成されたニューヨークシンフォニックアンサンブルの日本公演等に出演。現在、東京シティーフィルハーモニー管弦楽団団員。 現在、当団をはじめ、一橋大学管弦楽団など、各アマチュアオーケストラの指導にもトレーナーとして力を注いでいる。 

これまでの指揮者

鎌田 由紀夫

(第26回~第37回)

 指揮を白河和治、山田一雄の各氏に師事。ヴァイオリンを北見隆昭、久保田良作、永井美恵子の各氏に師事。室内楽をV.アダミーラ、安田謙一郎、松本武全、武田栄子の各氏に師事。   1969年茨城交響楽団に入団(77年よりコンサートマスター) 1977年東京音楽大学において弦楽合奏団を結成、指揮する 1982年新星日本交響楽団契約団員になる。
 1986年宮城フィルハーモニー管弦楽団(現・仙台フィル)指揮者に就任。
 現在筑波大学管弦楽団、一橋大学管弦楽団トレーナー。茨城大学管弦楽団、立教大学交響楽団、成蹊大学管弦楽団、東京女子大学カレッジストリングス、慶応大学医学部管弦楽団、関東医科学生オーケストラの各大学オーケストラの指揮者を務めるとともに、横浜シティフィルハーモニック、足利市民交響楽団、日立ジュニア弦楽合奏団、東京電気大学OB管弦楽団、緑交響楽団、つくば学園都市オーケストラのアマチュアオーケストラの指揮者を務める。また日立市民吹奏楽団、上溝南高等学校吹奏楽団の吹奏楽団の指揮者も務める。

 当団を長年ご指導いただきましたが、2009年1月にご逝去されました。生前のご指導に感謝するとともに、ご冥福をお祈りいたします。

鎌田 由紀夫

小泉 智彦

(第22回~第25回)

1965年、青森県に生まれる。9歳よりピアノを始め、その後、和声、音楽理論等を学ぶ。県立青森高校を卒業後上京し、東京音楽大学指揮科、東京芸術大学指揮科において、遠藤雅比古、三石精一、汐澤安彦、O・コッホ、F・トラヴィスの各氏に師事し、研鑚を積む。
 学内において、学生オーケストラ、学生ブラス、芸大管弦楽研究部(芸大フィルハーモニー)などを指揮する一方、学外においてもアマチュアの学生オーケストラ、市民オーケストラなど活発に指揮している。
 1991年5月には、京都においてG・プッチー二のオペラ「蝶々夫人」を、1992年9月には、東京において「ラ・ボエーム」を指揮。また、小林紀子バレエシアターでコルペティートルをつとめるなど、オペラ、バレエの分野でも積極的に活動している。

小泉 智彦

小堀 勉

(第21回)

本多 優之

(第20回)

1955年東京生まれ。国立音楽大学楽理学科、ケルン音楽大学指揮科卒業。これまでに指揮を高階正光、フォルカー・ヴァンゲンハイム、ニコラス・アーノンクールの各氏に師事。1987年ドイツのハーム市で開催された第1回指揮者フォーラムに入選。1988年ハンブルク国立歌劇場のオペラ・スタジオにおいてモーリス・オハナ作曲「3つの華物語」のドイツ初演を指揮し好評を博す。その後、ベルリンにおける現代オペラ・フェスティバルなどドイツ各地で成功を収める。1988年よりケルン日本文化会館主催の『日本現代音楽週間』の音楽監督として日本の現代音楽の紹介に力を注ぐ。1990年からは東京混声合唱団のコンダクター・イン・レジデンスも務めている。このほか『音楽芸術』などに執筆。また翻訳でも活躍し、アーノンクール著『音楽は対話である』共訳が近く刊行される予定。今後も欧州および国内各方面での活動が期待される。

本多 優之

星野 和夫

(第3回~第19回)

 慶應義塾大学哲学科(美学)卒業。ヴァイオリンを鷲見健彰、久保田良作両氏に師事。指揮を高楷正光、山田一雄両氏に師事。音楽学を美山良夫氏に師事。作曲は独学。
 演奏活動:栃木フィルハーモニー交響楽団、宇都宮室内合奏団、鹿沼フィルハーモニー管弦楽団の指揮者を歴任、現在は宇都宮短期大学・音楽科の弦楽オーケストラ&合唱及びThe Britisch  Brass  of  Utunomuyaの指揮者、宇都宮メイプル四重奏団のヴァイオリン&ヴィオラ奏者。
 教育活動:宇都宮短期大学・音楽科・作曲主任教授。
 創作活動:新作コンサート「音楽展」、現代の音楽を考える会「ムジカ・シオン」等を主催。また国際芸術連盟の作曲家会員として主に首都圏で作品を発表。

星野 和夫

沖 不可止

(第1回~第2回)

 1926年東京芸術大学チェロ科卒業。
 チェロをウヱルクマイステル教授に、理論を信時潔教授に、指揮法をラウトルップ教授に習う。卒業後、NHK海外放送音楽プロデューサーとなり、東京都教育庁文化課で東京都民交響楽団、東京都民合唱団を創設し指揮者となる。
 その後、宮内庁楽部洋楽指揮者、皇宮警察音楽隊指揮者、東京学芸大学管弦楽団指揮者を至て、現在宇都宮短大音楽科教授であり、東京学芸大学講師であり、栃木フィルハーモニー交響楽団常任指揮者である。弦楽器全般の奏法に通じ、アマチュアオーケストラ運動に半世紀以上も変らぬ情熱を抱いている。

 この経歴は1972年現在のもので1974年にご逝去されました。当楽団にとっては創立時の恩人である。

沖 不可止
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